2011年3月11日の東日本大震災から15年が過ぎた。
震源からはるかに遠い東京は八王子での体験だったが、あの日のことは忘れられない。
作業が一段落し、連絡のメールを発信すべく送信ボタンにマウスのポインタを近づけた瞬間だった。突然の大きな揺れ。と思う間に、背後にあるスライド式書棚のスライド棚が外れて倒れる、棚に並べていたCDが床に散乱する、机の隅にあるスキャナーが吹き飛ばされる。まさにパニックだった。
仕事部屋を出てリビングに入ると、女房がテレビを抑えながら震えて立っていた。
飛ばされたその日の夜の約束
その日の夜は、白山のジャズ喫茶で知人二人と会う予定だった。二人は独身の男女で、結婚相手の候補として引き合わせるつもりだった。つまりはお見合い。しかし、そんな計略もすべて地震で吹き飛ばされた。
二人の片方、女性の身が案じられた。ケータイで連絡をとろうとしたが、繋がらない。テレビのニュースを見続けるしかなかった。
夜遅くなって、その人からメールが入った。交通機関がすべてストップしていて、勤務先で一夜を明かすことになったという。ほっとした。と同時に、すべてが夢か幻であってほしいと願った。
眠れなかったあの夜からもう15年か。
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